お兄ちゃんは現在2才10か月です。
ご飯を用意すると、まずは肉、次にご飯。
野菜を食べて欲しくて野菜をいっぱい入れたスープはいつも最後で残し気味。
おそらく、
・苦い
・硬い
・食感(シャキシャキ)
・繊維質
このような理由で、野菜は「好き」グループには入れてもらえない事が多いです。
特に『ネギ』なんて上のすべてに当てはまる食材です。
そんなお兄ちゃんがどのようにしてネギを克服したのか。
野菜嫌いのウチの子がネギを克服できた理由
ウチの子は、自分でネギを育てる事でネギ嫌いを克服しました。
プランターでネギを栽培
現在アパートに住んでいるのですが、住んでいる階が1階で、前に結構大きな庭があります。
最近はこの庭の中を三輪車でドライブするのにハマっています。それくらい広いです。
しばらくこの広大な庭を持て余していたのですが、近年プランターで野菜の栽培にチャレンジしています。
昨年の夏はプチトマトが大成功して食べ放題でした!
そして冬、寒いのでなるべく外へは出たくなかったのですが、たまたま知り合いからネギをたくさんいただいたので、根っこの部分だけ残してプランターに植えておきました。
それが最近温かくなって、細い新芽?が出てきたところだったんです。
お兄ちゃんと庭で遊ぶ日は毎日ネギの成長を確認していました。
一緒にネギを収穫
ネギの種類は、白ネギっぽい幹の太いネギと、薬味などに使う細ネギの2種類ありました。
太いネギの収穫
ある日お鍋の材料に使おうと、太い方のネギを取りに行こうと息子に言うと、「じぶんで切る!」と言うので、一緒にハサミを持って切りました。
「お~!」
感動したようです。それに私も感動。そして一言。
「食べてみる!」
え…それは止めておいた方がいいと思う。結構強く思う…
子どもの純粋な好奇心を遮ってしまうのもなぁと思う反面、よけいネギが嫌いになってしまったらどうしようと悩みましたが、結局食べさせてみる事に。
一口かじってみると…
「おいしい」
え、ほんと!?
「うえ~~~~~~!!!!」
ネギの苦みはちょっとタイミングずれてくるみたいです。
家の中に入って、お口直しさせてから、「これはお鍋でぐつぐつすると苦くなくなるんだよ~」と必死にフォロー。
やっぱり、逆効果だったか…
細いネギの収穫
その後なぜかもう一度庭に出て、今度は細ネギの方に興味を示していました。
細ネギはそれほど苦くは無いはず。記憶を塗り替えられるか!?
「大きいネギは苦かったけど、こっちの細いネギはどうだろう?」
食べてみる?と聞くと、うなずきました。
このチャレンジ精神、すごくえらい!
なるべく新芽の部分をちぎって、お兄ちゃんに渡しました。
お兄ちゃんは一口食べて…
「……おいしい」
そして、
「にがくない!」
良かった!!!
私も味見してみると、確かに苦くない。逆に、少しだけ甘味を感じるくらい。
「大きいネギは苦かったけど、小さなネギは苦くなかったね!」
お兄ちゃんの目はキラキラしていました。
「もういっこたべていい?」
なんと!お兄ちゃんはもう一本を完食しました。
その後お昼になり、「さっきとった大きいネギはどんな味になってるかな~?」と言いながらお鍋を作り、
「食べてみる?」 と聞くと、
「うん!」と嬉しそうに言いました。
自分から喜んで野菜を食べている姿を見て、その瞬間今まで野菜を食べてくれなくて格闘していた日々の辛さをいっきに吹き飛ばしてくれました。
ネギのグループを「好き」にアップデート
その日以来、お兄ちゃんはネギを「好きグループ」に入れてくれたようで、お味噌汁の中のネギを見つけると「ネギすき~」と言って食べてくれるようになりました。
出来すぎた話のようですが、これが2、3日前の実際にあった話なんです。
食育っていうんでしょうか。
そんなつもりは全然無かったんですが、親としても大変勉強になりました。
今後も『野菜を育てて、食べてみる』を大事にしていこうと思いました。
ちなみに…
ネギはずぼらな私でも育てられるとても便利な野菜です。
ネギをプランター菜園する場合は、
MI流ネギの栽培方法
1.スーパーなどでネギを買ってきて、根の部分を15cmくらい残しておく。
2.土を入れたプランターにネギの根を差し込み、軽く水をやる。
3.放置!
これだけで育ちます。
あまりにも好天続きで土がカピカピだったら水をやりますが、基本は雨頼みで大丈夫です。
肥料とかは気になったらあげたらいいです。(私は気になりません。。)
日当たりとかも、私は全然気にしてないです。
忘れた頃ににょきっと生えていて、お味噌汁の上にパラパラするくらいは十分収穫できるはず。
年数がたつと、細ネギでも太ネギに進化するみたいです。
お鍋に使ったネギは2年くらいプランターに住んでいる子です。立派な太ネギになりました。
ネギは成長も早いので、見るのも楽しいですよ。
この記事が、子どもの野菜嫌いに悩まされるお父さんお母さんの参考になれば幸いです。