息子は3才5か月、娘は1才4か月になりました。
妹ちゃんはずいぶんと子どもらしく、お兄ちゃんはずいぶんとお兄ちゃんらしくなってきたとある日の出来事です。
3才6か月の息子が唐突に胎内記憶を話し出した
胎内記憶とは?
胎内記憶ってご存知でしょうか?
子どもが産まれる前の胎児だった頃の記憶だったり、お腹に宿る前の記憶だったりするそうです。
少し前からあちこちで記事になっていたり、実際に子どもから聞いた人がSNSで発信したりしていますが、まさか私が当事者になる思ってもみませんでした。
我が子には胎内記憶があるのか?
胎内記憶を話す子どもがいるというのを耳にしてから、自分の言葉で話せる3才くらいになったら一度聞いてみようと主人と話をしていました。
ちょうど3才になったあたりで一度お兄ちゃんに聞いてみたことがあります。ばっちり動画を撮って!
しかし、どういう質問か理解できない、といった感じで、期待したような結果は得られませんでした。まー、そらそうよね~胎内記憶持ってなくて普通よね~と主人と話していました。
その日は突然やってきた
お兄ちゃんが3才5か月になったとある日、何の話の流れからそうなったのかはわかりませんが、いつも通りの会話を家事の片手間に半分聞き流していたら、おいつの間にか兄ちゃんが私の知らない話をしていました。何だその話、聞いたことないぞ!
お兄ちゃんはほとんど私と一緒に生活をしているので、お兄ちゃんが話す内容はほとんどが私も知っている内容です。なのでよけいに ん!? となったのかもしれません。
3才の息子が話す胎内記憶のその内容とは・・・
『おにいちゃんはみずからできたんだよ』
み、水からできた・・・?
それは一体、どういうことなのかな?(いつもよりかなり優しく丁寧に)
『ずっとみずのなかにいて、でてきた』
ほぉ・・・
ここで質問に行き詰りました。
自分が知らない事って、どう質問すればいいか、何を質問すれば3才の子どもが答えてくれるか・・・
ただ、この流れが終わってしまうともう話してくれないかもしれないという焦りから、とりあえず誰か他にいたのかと質問。と同時に、スマホのボイスレコーダーをひそかにON。
『おにいちゃんおさかなやって、もうひとりおさかないたんやけど、死んでしまった』
!!?
お、おさかな!?
胎児の初期形態は魚のような形をしていると学んだ記憶があるぞ。その事かな。
とか過去の学術に関する記憶にアクセスするよりも何よりも、
もう一人いて、死んでしまった
というワードが、単純にショックでした。
お兄ちゃんは全然悲しそうな話し方はしていません。
たぶん、3才の子どもなので 死ぬ と言うこともまだ理解していないのでは。でも、お兄ちゃんは『しんでしまった』と確かに言いました。
おそるおそる、なぜ死んでしまったのか聞きました。質問は暗くならないように注意し、驚いて聞き返したふうに装いました。
『わからへんねん。ほかはだれもいなかった。もうひとりいてさみしくなかったんやけど、しんでしまって、おにいちゃんひとりになってん。』
そうか、そうだったんだろう。それ以上を知ることも、なんとなく怖かったのです。
私や主人のことは知ってたんだろうか?
『おかーさんみてた。おとーさんは妹ちゃんとおでかけしてた。おしごと行ってた』
このあたりで少しつじつまが合わなくなってきます。
お兄ちゃんがお腹にいる頃、妹ちゃんはまだいません。
この他にはこんなことも話していました。
『出てくるとき、のぼってきた』
『おそとからうんちぷりぷりしてた』
普段なら適当に話を流すのに、この時だけ怒涛の質問攻めをしたので、さすがにおにいちゃんもうんざりして、テレビの話題にすり替えられました。
その後もちょくちょく忘れたころに聞いてみるも、
『わからへんねん!』と面倒くさがられて答えてくれなくなっちゃった・・・。
お兄ちゃんの胎内記憶のまとめ
お兄ちゃんは水からできた
お兄ちゃんは魚だった。
もう一人魚がいて寂しくなかった。
もう一人の魚が死んでしまって一人だけになってしまった。
お母さんとお父さんをみていた。
出てくるときは、のぼってきた。
外(?)からウンチしていた。
胎内記憶を聞いた感想
もしかしたら最初は双子だったのかもしれない、と思ってしまいました。
でも、そう思ってしまうと、もう一人の 死んでしまった魚 に対して、どのような感情を向ければ良いかわからず、複雑な気持ちになってしまいました。
胎内記憶って、おかあさんの事見ててくれたの!?わぁ、ハッピー!みたいな印象だったので、この話は何とも意外で、予想外の展開でした。
いやしかし、うんちぷりぷりってなんやねん!とか、出てくるときのぼってきたって帝王切開で引っ張りだされたから?とかとても興味深い内容でした!
きっと、妹ちゃんが3才になった頃にもやっぱり同じように聞くと思います。
はやくおおきくなーれ!