帝王切開手術の説明①-1 ~手術概要と注意点など~

帝王切開レポ2日目④ ~帝王切開後初めての授乳~

 

帝王切開で出産することになりました。

長男に続いて2回目です。

手術の2週間前に主人と二人で受けた、帝王切開の手術についての説明がどんな内容だったのかご紹介します。

 


帝王切開レポ
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帝王切開手術の説明① ~手術概要と注意点など~

 

帝王切開の説明を受けてきました。

ご主人と2人で来てください、説明は午後の診察が終わってからになります』とのことだったので、長男を実家に預けて久しぶりに2人だけでの外出でした。

ご主人と2人で』という点が、『出産は夫婦2人で行うもの』という病院の方針が現れていると思います。

実際主人も話を聞いて、どんな手術なのか聞けて良かった言っていましたし、手術後のフォローもしてもらいやすかったと思います。

説明自体は30分くらいでした。結構詳しめで書いていきます。

 

今回も帝王切開になる理由

 

帝王切開後の妊娠は子宮の壁が弱くなっている

 

前回は逆子による帝王切開でした。

私の場合は、おへその下から縦に切開し、子宮は横に切開してあります。

子宮の切開した部分を閉じる時、ぴったりズレ無く閉じられたらいいのですが、それはどうも難しい。

年月が経ち、切開した部分は治っていきますが、厳密にはくっついた部分が他と比べて薄くなった状態なのです。

子宮の壁の説明

このような状態で妊娠してどんどん子宮が大きくなり、さらに陣痛が来て子宮に圧がかかると、その薄くなった部分が耐えられなくなり、破裂してしまう事があるそうです。

これを子宮破裂といいます。

子宮破裂になる確率

 

子宮破裂になる確率は、前回帝王切開を受けた人が普通に出産しようとした場合、1~2%の割合で子宮破裂が起こるそうです。

さらに、子宮破裂が起こると母体優先のため、お腹の赤ちゃんは亡くなってしまうことが多いとのこと…。

また、お母さんの方も、1%の確率で死に至ってしまうと言う事です。

 

なので、今回も帝王切開で出産することになります。

う~ん、ちょっと怖い話だった。

今回の帝王切開手術の説明

手術名 : 軟産道強靭のための帝王切開

 

今回の手術の名前は、 軟産道強靭のための帝王切開 です。

軟産道強靭」とは、本来軟らかいはずの産道が、前回帝王切開を行った傷口の部分より強靭だから、という意味だそうです。何だか回りくどい言い方ですよねー

前回と同様、おへその下を10~15cm程切開し、赤ちゃんを取り出します。

麻酔 : 部分麻酔

 

部分麻酔で行うので、赤ちゃんとの対面が可能です。

この部分麻酔は赤ちゃんには全く影響が無いのが利点ですが、欠点として、麻酔の効きを調整するのが難しいそうです。

効きすぎると低血圧になったり、気持ち悪くなったりするそうで、通常は赤ちゃんが出てくるまでは少し弱めに設定し、出た後は強くしていくそうです。

副作用としては頭痛腸の動きが悪くなることがあります。

 

赤ちゃんが出てくるまで弱めに設定するので、ちょっと我慢してもらうこともあるかもしれませんが、出てくるまで5分くらいだから頑張ってね!みたいな感じで言われました。

他の方の体験談を聞いていると、気持ち悪かったとかよく聞くのですが、私は前回なんともなかったので、あまり心配していません。

麻酔の先生の腕が良かったのかな~?

合併症など

 

  • 手術により他の臓器が傷つく事があります。
  • 感染症発熱尿管損傷腸管麻痺呼吸器合併症急性腎不全腹膜炎縫合不全などの可能性があります。
  • 出血が多くなり、輸血が必要になったり、出血が止まらなくて子宮をとってしまわないといけない場合があります。(前回の手術の傷口を治すために血管がより多く集まっている事があるため、出血は増える傾向があります。)
  • 手術によって血栓ができ、静脈や肺で詰まってしまう事があります。正常分娩の場合でも0.25~0.01%程の確率で起こりますが、帝王切開の場合は5~10倍程確率が上がります。対策として、弾性ストッキングを履いたり、足のマッサージ機をつけたりします。

 

私の通っている産院は個人病院ですが、個人病院に珍しく帝王切開やその他婦人科の手術もされています。

先生も大ベテラン週1~2回の手術を行っているとか。

その先生が『今まで輸血とか子宮摘出してこと無いよ』と言ってくれたので安心しました。

あくまで可能性の話だと言う事ですね。

 

2人目の出産とはいえ、子宮摘出とか言われると正直不安でした。

そもそも逆子になる確率は2~3%と言われていて、それに当たってしまったものだから、レアケースといえどもやはり気になってしまいます。

先生のお言葉もそうですが、自分自身としてもなるべく安心できるように気持ちをコントロールしていく事が必要だと思います。

 

手術の説明は次のページへ続きます。

 


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