前回は術後初めてのトイレのお話しをしました。
今回は、帝王切開翌日に初めて行った授乳について書いていきます。
帝王切開レポ
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次 → 帝王切開レポ２日目⑤ ～主治医がお祝い!?お見舞い!!?～
16:30 初めての授乳！
看護師さんに外で待機してもらいつつ、無事術後初めてのトイレを終える事ができました。
「トイレ、できました」と恥じらいながら看護師さんに伝えると、「ではこの続きで授乳してしまいましょう！」ということになりました。
え？もう！？
という感じでした。というのも、前回は帝王切開から3日後の朝スタートだったんです。そのつもりをしていたので、今回翌日という事でとても驚きました。
帝王切開翌日におっぱいは出るのか？
答えはイエス、出ます。理論上は。
しかし、長男の時は出ませんでした。満足に母乳が出るようになったのは、帝王切開後2か月が経ったころにやっとという感じでした。
当時の私はおっぱいが出ない事にかなりの焦りを感じていました。
だって、お見舞いに来てくれる方々(特に年配の女性)はまず「おっぱいが出るのか」を確認するんですもの…
当時の私は適当に「帝王切開なんでまだイマイチなんです…」と答えていましたが、本当は産まれ方に関係なく出るはずなんです。
このあたり色々感じたり想う事がありましたので、また別の機会に書こうと思います。
さて、先ほどの看護師さんがベビーを連れてきてくれました。
よく考えたら今日赤ちゃんと会うの初めてだ！ちいさいなぁ。かわいいなぁ～。見ているだけで幸せな気分になります。
授乳に備えて私はすでにベッドサイドに座っていましたので、看護師さんが赤ちゃんをケースから取り出し、私に抱かせてくれました。
赤ちゃんを抱くのは2年ぶり。抱き方ってどうだったかな？と思ったけど、体が憶えていたのか自然に抱くことができました。
ただ赤ちゃんがとても小さく、とても軽く、首も座ってないのでもうふわふわという感じ。
「おか～さんだよ～」と声をかけると、「あ～落ち着く～」みたいな感じで抱かれてくれて、あーもうめっちゃかわいい！ってなりました。
入院セットの中に洗浄綿も一緒に入っていて、一袋出しておきました。
ウエットティッシュのようなものです。これでおっぱいを拭くので、赤ちゃんが口にしても大丈夫な成分になっています。
中には2枚入っていて、片方ずつおっぱい(乳首の周り)を拭きます。
先ほどの着替えですでに授乳用の下着をつけていたので、おっぱいはポロンと出すだけです。
これから超ハードな授乳DAYが続くので、授乳用の下着はマストです。
入院用のパジャマも、前開きがしやすいようにボタンではなくパチッと留める金具(名前がわからない…)のものが便利です。
パジャマをブチブチっとはずして、おっぱいポロン、一瞬です。
準備が整い、左のおっぱいを赤ちゃんの口元にあててみる。
正直吸ってくれるとは思ってなかったです。
でも、これが本能というものなんでしょうか。今まで寝ていたのに、口に乳首が当たった瞬間、おっぱいに吸い付いてきてくれました。
予定より早く小さめに生まれた我が子は、思った以上に力強くおっぱいを吸ってくれました。感動しました。ありがとう、って思いました。
まだほとんど出てないと思うけど、一生懸命吸ってくれました。
「お母さん、おっぱい出るよ、おっぱい欲しいよ、待ってるよ」と言ってくれているみたいでした。
5分程して右のおっぱいに交代です。まだ小さくて長く吸っていると疲れてしまうので、左右5分ずつと指導されました。
案の定右のおっぱいになってからはウトウトしだしてしまったので、足の裏やわき腹をこちょこちょしたりしましたが、やはり力尽きて寝ました。
それでも頑張って吸ってくれて、ありがとう。
そばで見守ってくれていた看護師さんから、ついでにミルクもあげますか？と聞かれたので、お願いしました。
まだおっぱいが十分に出ないので、足りない分をミルクで補います。
哺乳瓶に入ったミルクを持ってきてくれて、寝ている赤ちゃんの口に結構強引にねじ込みます。これ結構大事で、大きく口を開いて飲ませないと、浅飲みの癖がついて乳首のトラブルになりやすいのだそうです。
赤ちゃん的には大きい「あ」したまま飲んでいるような感じです。
くわえてからしばらくして飲み始めました。
生まれて1日目は3時間おきに10ccで、だいたい毎回完食しているそうです。
今回も順調に飲み干して、げっぷタイムです。
肩に吐き戻し用のガーゼを敷き、肩だっこします。
背中を優しくトントンすると、だいたい1分以内くらいに「げぷっ」と出てきます。長男の経験上。
でも、今回はなかなか出てきませんでした。
げっぷが出ないというのもありましたが、せっかくなので、もうしばらくだっこさせてもらう事にしました。
看護師さんは部屋から出て行って、私とベビーの2人だけの時間。
看護師さんから渡された時はちょっと体温低いかなと気になっていたのですが、授乳や抱っこしていく中で2人ともほかほかになってきました。
その間、名前なにがいいかなぁ？とか、かわいいねぇ～とか、赤ちゃんは寝ているのに、一方的に話しかけていました。幸せな時間でした。
気が付くとそのまま30分も経過していました。
時間に気が付くと同時に、お腹の痛みも思い出してしまいました。
1時間近く起き上がったままだったので、結構痛みが増してきていました。
もっと長く一緒に痛かったのですが、仕方なくナースコールして赤ちゃんとお別れです。。さみしいなぁ。
赤ちゃんは透明な移動式のケースであちこち行き来するのですが、まだそのケースに自分で赤ちゃんを戻すのは難しかったりします。
ベッドサイドに座って赤ちゃんを抱っこしている状態からケースに赤ちゃんを戻すには、赤ちゃんを抱っこした状態で立ち上がり、ケースの上まで赤ちゃんを持ち上げ、赤ちゃんをゆっくりケース内に下ろすといった動作が必要になります。
これはかなりお腹に負担がかかる動作です。
現時点ではまだ支えが無いと動けないですし、軽いといえども約3㎏のベビーを持ち上げるというのはまだできそうにありませんでした。
自分で赤ちゃんのお布団に戻してあげる事さえできないんです。
ごめんね、早く元気になるからね！！！
～ 次回、主治医の回診。ウチの先生は紳士です。 ～
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