帝王切開レポ
前 → 帝王切開レポ当日編⑦ ～今夜は痛み(後陣痛)との闘い～
今 → 帝王切開レポ２日目① ～リクライニング無しベッドで起き上がり方～
次 → 帝王切開レポ２日目② ～術後初めての食事～
昨夜は後陣痛の痛みと戦いながら０時過ぎになんとか眠りにつくことができました。
今日は帝王切開の翌日。なるべく早く起き上がって体を動かす事が回復への近道だそうです。
4:30 目覚め
おはようございます。目が覚めました。時計を見ると4：30でした。
こんなに長くぐっすり寝られたのは久しぶりでした。
体の状態はというと、痛みは昨夜に比べてずっとましになっていました。どうやら一番痛いタイミングで眠ることができたのが良かったみたいです。麻酔もすっかり取れて、何だか寝返りもできそうな感じがします！
5:00 回診
2時頃来たんだけど、良く寝てたから起こさなかったよ～って言われました。全然知らない～！口開いて寝てなかったかな？恥ずかし～
体温は36.3度まで下がっていました。点滴は昨夜11時頃に替えてもらった黄色の点滴がまだもう少し残っていました。
看護師さんから言われて気づいたのですが、両手がむくんでパンパンになっていました。グーができないくらいです。手術前に外した指輪がはめられるか不安です・・・。
目が覚めてしまったので、テレビなどつけてみよう。
6:00 点滴交換
黄色の点滴から透明の点滴へ交換。ソリタT-3 って書いてました。
胸の上に手を置いていたら、点滴の落ち具合が変わるとかで手を下ろしてくださいと言われました。確かに下した方が落ち方が早かったです。
7:00 起き上がりチャレンジ
また少し寝て、7時過ぎに目が覚めました。痛みもだいぶんマシになってきたし、そろそろ起き上がる練習してみよう！
というのも、今日から待ちに待ったご飯！が始まります！手術前夜から絶食だったので、とても楽しみです！そしてこの病院のご飯はすっごくおいしいと評判なんです！このごはんを食べるためにも、なんとかして起き上がれなくてはいけません！！！
真面目な話をすると、帝王切開後はなるべく早く体を動かす事（早期離床）が推奨されています。
長時間体を動かさないことで血栓ができやすくなるそうです。その血栓が肺や心臓や脳などで詰まると肺栓症、心筋梗塞、脳梗塞になりますので、とても危険です。
また、起き上がって重力の力を借りて悪露を排出する事によって、子宮の回復を早めることができるそうです。
なので、なるべく早く起き上がりましょう！
前回はそんな事知らなかったので、朝ごはんが来てからすごく頑張って起き上がったのを覚えています。目の前に人参をぶら下げられた馬のような気持ちでした。ヨダレが出ました。
でも今回は前回より体の調子が良かったし、ご飯へのモチベーションが凄く高かったので、朝食にはまだ少し時間がありましたが、チャレンジしてみることにしました。
これから帝王切開される方、された方、ベッドは電動リクライニングついてましたか？
ついていた方、いいですねー！この病院、ついてないんですよー！
事前にリクライニングベッド無いんですか？って聞いたら、この病院は無いんです、って言われました・・・。
なので、リクライニング無しのベッドで帝王切開後のお腹の痛みをかばいつつどのようにして起き上がったか紹介します。
とにかくお腹に力が入れられないので、手と足を上手く使うところがポイントです。
＜リクライニング無しベッドでの起き上がり方 その① ＞
１．仰向けの状態から起き上がる方を向いて横になる
２．ベッドサイドまで足と手の力を使ってずりずりと移動する
３．足をベッドから降ろす
４．肘を立て、腕の力で上体を起こす（この時ベッドサイドに手すりやテーブル・椅子などがあると支えにできる）
先に足をベッドから降ろすことで、上体が起こしやすくなります。
上体を起こす時に、若干前のめりになると腕にかかる力が少し軽減されるような気がします。
今回発明したのですが、一度正座する方法も起きやすかったです。
＜リクライニング無しベッドでの起き上がり方 その②＞
１．仰向けの状態で膝を立てる
２．膝を立てた状態で横を向く
３．肘を立て、腕の力で上体を起こす
詳しい事はわからないですが、重心を上に持ってくる事で起き上がる時にかかる手の力を小さくできるのではないかと考えます！
起き上がり方を熱く語ってからメモを見返して気づいたのですが、この時まだ足のマッサージ機がついたままでした・・・！これでは足を下ろす事も、正座することもできない・・・！
＜リクライニング無しベッドでの起き上がり方 その③＞
１．仰向けの状態から足でベッドを蹴り、ベッドの上ぎりぎりまで移動する。
２．軽く横になりながら、ベッドサイドのテーブルとベッドの頭のところを持って上体を起こす
３．足でベッドを蹴って、おしりの位置を徐々にベッドの頭の方へ移動させる
４．おしりがベッドの頭の部分にぴったりついたらＯＫ
今回は③の方法でなんとか起き上がる事が出来ました。５分くらいでしょうか、意外と早く起き上がることができました。前回はもっと時間かかってたような気がします。
お腹はやっぱり痛いけれど、昨日の子宮の痛みというよりかは、今日は皮膚の方の痛みの方が強く感じました。
あとこの時まだ尿道カテーテル入ったままだし、左手には点滴がつながっているし、足にはマッサージ機のコードがあるしで体の周りが線だらけになっていて、よけい動きづらいし力も入りづらいです。でも徐々に色々外されていきますので、少しの間我慢です！
その後腰に枕を挟んだままベッドにもたれかかるようにしてテレビを見ていたのですが、後ろにもたれると次上体を戻す時に腹筋を使わないといけなくなるので痛い思いをしました。皆さん気を付けて～
7:50 回診
座ってテレビを見ていたんですが、看護師さんにもう起きたの！？とびっくりされました。洗面器持ってくるからそのままベッドでする？と聞かれたのですが、何だかそのまま歩けそうだったので、自分で洗面台まで行く事にしました。
洗面台までベッドから５歩くらいですが、倍くらいかかりました。
座った状態から立ち上がるのは、手すりさえあればお腹にほとんど力がかからないのですんなりいけました。ただ立ち上がると内臓が重力で子宮を圧迫する感じがして結構痛いです。お腹の痛みで背筋を伸ばすことができず、前かがみのままゆっくり洗面台まで歩いていきました。
洗顔と歯磨きをしました。すごくさっぱりしました。
私が洗面している間にたっぷり溜まった尿袋の処理をしてもらい、歩けた事をすごく褒められて、また徐々に歩く練習してくださいね～と言って看護師さんは出ていきました。
看護師さんが出て行ってすぐに立ち上がってカーテン開けに行きました。朝日が気持ちいい～！そして自分で動けるの、気持ちいい！
ついでに、窓際に置いてあった荷物から、着替えと化粧水・乳液を出してベッドに戻ってきました。
着替えは今するのではなく、今日尿道カテーテルが抜かれる時に体を拭いてくれるので、その時用に出しておきました。
一度ベッドに戻ったけれど、そういえば・・・また立ち上がって冷蔵庫まで行き、昨日主人が補給してくれたりんごジュースを掴んで帰ってきました。満足～！
翌日からこんなに動けるなんて、自分でもびっくりです。今回はかなり回復が早いみたいです。
～次回、待望の朝ごはん！でもいっきに食べない方がいいです～
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